現 代 木 版 画 三 人 展
私が1971年に髙島屋に入社し美術画廊に配属になった頃、「朴林会」という現代木版画のグループ展が有り、その作品に大きな感銘を受けたことを今でも鮮明に覚えています。
また、そのグループ展のメンバーでもあった「北岡文雄、斎藤清、笹島喜平、関野凖一郎、橋本興家」各先生の個展開催にも携わり、貴重な体験を得ることが出来ました。
その後、北岡先生の尽力にて新しい現代版画のグループ展「樹々展」を立ち上げ、その中心メンバーが「河内成幸、小林敬生、関野洋作」の各先生方というご縁で、このたび三人展という形で当社ホームページにて開催の運びとなりました。
江戸時代の浮世絵(当時は「絵師、彫師、摺師」の分業で制作)から発展した日本の木版画の伝統を担いながら、分業ではなく全ての工程を作家自身の手により制作された意欲作を発表されています。
複製としての版画ではなく芸術性溢れる現代の創作木版画の世界を是非ともお楽しみください。